アリゾナ駐在員の子供の学年は上げるべき?

子供のアメリカ教育

こんにちは。
アリゾナ駐在員のSaguaroです。

これからアリゾナに家族で駐在する人、子供が現地の学校に通う人

「日本と入学時期が違うから、学年が違うって聞いたけどほんと?学年は上げるべき?」

こういった疑問に答えます。

アリゾナの現地校の学年はどうする?落としたほうがいい?

結論は、英語習得のために学年は下げる(ダウングレード)ことをおすすめします。これは、4月~8月生まれの子供に適応されます。

まずは、学年の仕組みを理解してもらうため、アリゾナの学校制度を例に紹介します。

9月1日時点で規定の年齢(6歳)に達していれば、小学校への入学資格があります

つまり、日本(アリゾナ学園)では、幼稚園の年齢なのに、9月1日の時点で6歳になっていれば、小学1年生に入学する資格があります

また、新しい学年は8月から始まりますので、ここを覚えておいてください。

ここまでが仕組みの紹介です。

ただし、アメリカの一部の州や、アリゾナではダウングレードといって、1つ学年を落とすシステムがありますので、日本の学年、現地校の学年を比較して紹介します。

2020年に小学1年生になる子供を対象に、アリゾナの現地校と日本の学年(アリゾナ学園)を比較しました。

4月~8月生まれの場合はダウングレードするか、選択肢が増えます

アリゾナの現地校で考えると、

普通に入学:8か月早く、1学年上で授業を受けられる(日本より早い)
ダウングレード:4か月遅く、1学年下で授業を受けられる(日本と同じ)

学力面で言えば、1つ上の学年に入っても、問題ありません。
日本人は米人に比べ、算数ができる傾向にあり、日本の方がはるかに進んでいます。
むしろダウングレードすると、簡単すぎて退屈かもしれません。

ただ、問題は、英語習得をどう考えるか?です。

Kinder(幼稚園)や1st gradeでは、フォニックス発音などの日本人が一番不得意とする英語の基礎を学びます

学年が上がると、フォニックス発音などの授業はなくなりますので、友達同士の会話を真似て自主的に習得するか、ESLクラスで習得するしかありません。

このため、英語習得の観点で言えば、幼稚園、小学1年生で入学する場合は、ダウングレードをおすすめします。

実際、英語が出来ない私の子供は、発音も出来ない、英語も知らないため、最初の頃は学校に行きたがりませんでした。ここばかりは、親がサポートする事は難しいですよね。フォニックス発音なんて、ネイティブには適いません。

一方で、学力に関しては、親がサポートすれば対応可能です。
焦らずともじっくり英語を学ぶことが大事と考えています。

また、ダウングレードすることにより、スポーツや学力の面では、同学年の中では、有利に働きます。スポーツ面では、体格が大きいため活躍できる場が増え、学力面では算数などの理解も早いため、子供にとっては大きな自信になることは間違いありません。

一方で、高学年で現地校へ入学する場合は、英語は自主的に学ぶしかありませんので、ダウングレードする必要はないと思います。子供は、しばらくの間、コミュニケーションに苦労するとは思いますが、そのうち英語は習得できるようになります。もちろんESLクラスに入り、そこで、英語の基礎は日々習得していきます。

ダウングレードはアメリカでは一般的に行われているので、気後れする必要はありません。
多くの親が、子供にとって有利になるように、ダウングレードをしています。

最終的には、親が子供の性格を判断し、日本の学年に合わせるのか、アメリカの学年に合わせるのか決めて上げることをおすすめします。

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