こんにちは。
アリゾナ駐在員のSaguaroです。
これからアリゾナに駐在する人、家族で暮らす家を探す人
アリゾナで、家族と住むための家を探したいが、どうやって、何を基準に、、など、分からないことがある方のために、こちらの記事にまとめています。
希望条件に優先順位をつけよう
アリゾナには、家族帯同者向けの3 bed roomsの物件(一軒家、タウンハウス)、単身者向けの1 bed roomの物件(タウンハウス、アパートメント)が賃貸市場に出ています。
人気のある物件は先を越されることもあるため、気に入った物件があれば即決することも必要となります。
そこで、家を決める基準(広さ、築年数、学校区、設備、など)に予め優先順位をつけたうえで、賃貸物件を探すことをおすすめします。
おすすめの優先順位は、
- 学校区
- 築年数
- 家賃
- 設備
です。
学校区が1番の理由は、住む場所によって通える学校は決まってしまうからです。
もし、評価の低い学校にしか通うことができない場合、子供の教育のためには、引っ越すことも検討しなければいけません。家族帯同の方にとって、駐在員が一番に優先すべきは子どもの教育です。
築年数が2番めの理由は、古いと水回りの老朽化が大きいからです。一見綺麗に見える物件が、築20年以上ということもザラにあります。確実に、住んでいる間にいろいろな水回り箇所に不具合が出てきます。
もし故障した場合、大家に連絡を取り、修理の日程を決め、など手間がかかります。もし、出張で不在になった場合、奥様がしなければなりません。家庭円満のためにも、余計なリスクは避けましょう。
ちょっとでも迷ったら、築年数の浅い物件を選ぶことをおすすめします。
残りの項目は、実際に物件を見た上で決めても問題ないと思います。家賃は場所や設備によりますし、広さはどの賃貸物件も日本より広いことが多いです。
賃貸物件を探す手順を教えて
リアクターと呼ばれる不動産会社の人にコンタクトを取り、希望条件を伝えることから始まります。
日本で馴染みのあるのは、センチュリー21でしょうか。日本人の営業の人もいますので、英語の苦手な方は指定することをおすすめします。
Residential Real Estate Listings - Homes for Sale by Real Estate Agents | CENTURY 21
Use CENTURY 21 to find real estate property listings, houses for sale, real estate agents, and a mortgage calculator. We can assist you with buying or selling a...
その後、ある程度、絞ったリストが送られてきますので、その中から気に入った物件を選び、現地まで見学に行きます。
実際に行ってみると、結構な数の人が物件を見に行ってる事が多く、アリゾナ州がいかに人気な地域が分かります。
まずは、下記WEBサイトで、どんな感じか検索してみましょう。
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いろいろな家があったかと思いますが、駐在員の方は、広さの関係で、戸建てかタウンハウスを選択することになると思います。
戸建てとタウンハウスはどちらがおすすめ?
一長一短で、それぞれの家庭スタイルに合わせて選ぶしかありません。
簡単に結論を書くと、
戸建て:アメリカならではの暮らしをしたい方におすすめ
タウンハウス:日本と同じように暮らしたい方におすすめ
では、まずは基本的にアリゾナでの戸建て、タウンハウスで共通する点について説明します。
家電がついている
洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、オーブンは基本的にセットになっていることが多いです。テレビは付いていません。
家具がついている
運がよければ、家具がついている賃貸物件もあります。
ソファやダイニングテーブル、BBQセットまである賃貸物件もあります。しかし、見学の際には、前の住人がまだ引っ越していないこともあり、この家具付きいいなー。と思っていてもなくなることがあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
個人オーナーであれば、多少の融通も聞きますので、置いていって欲しいと、交渉するのもありです。
湯船が無い
シャワーだけで風呂を済ます家庭が多いためか、湯船の無い家もあります。
また、湯船があったとしても、日本のようにゆっくり浸かるようなものではありません。
次に、戸建てかタウンハウスか、どっちが良いのか?
それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
戸建てのメリット
戸建ては日本の家の2軒分以上の広さ
日本の家とは比べものにならないくらい広いです。日本の一般的な家が、35~40坪平米といわれていますが、アリゾナでは、50坪以上はあります。
これにプール、庭、ガレージが付くので、実際はもっと広く感じると思います。
日本の家が2軒分といったところでしょう。もう日本へは戻れなくなるかもしれませんね。
客人用のベッドルームで友人も宿泊可能
マスタールーム(寝室)とは別に、客人用のベッドルームがある家が多いです。
ご両親や友人を日本から呼んだ際に、わざわざホテルへ泊まってもらう必要もありません。
洗面所が2箇所あることによる朝の混雑緩和
客人用に洗面所(トイレ、風呂)が付いています。子供がいる家庭は、出勤前の混雑緩和の助けになります。
プライベートプールで子供は大満足
日本ではいくら大豪邸でも、なかなかプール付きの家は無いと思います。しかし、アリゾナでは、一軒家にプールがついていることが多いです。
是非、この機会にお子さんがいる家庭は選んでみてはいかがでしょうか。ただし、入れる時期は5月~9月までです。
広い庭でBBQパーティも可能
ちょっとしたサッカーができそうな広い庭がある家もあります。バスケットゴールや大きなトランポリンを設置することも可能です。
友人を呼んでの自宅バーベキューも出来ます。芝生も綺麗で、家からの眺めはまさにリゾート地です。
2台入る車庫で盗難防止
最低2台は車庫に入れられるようになっている家が多いです。雨風から車を守り、車上荒らしのリスクからも車庫に車を入れられるメリットは大きいです。
車庫は倉庫代わりにもなっており、季節物を収納することにも便利です。
戸建てのデメリット
家計を圧迫する家賃
一般的にプール付きでそこそこ充実した設備を求めるなら、月2000ドルは必要と考えて下さい。
駐在員の場合、家賃手当がある方が多いと思いますが、無い方にとっては大きな出費になります。
しかしながら、せっかくのアメリカ生活ということ、Saguaro自身、持ち出しをしても、大きな家を借りております。
プールの管理が大変
プール付き戸建てを選んだ場合、2週間に1回は落ち葉の清掃、消毒用の塩素を入れたりしないといけません。
自身での管理が大変な場合、プールガイに委託する必要があります。
月50ドルくらいで見つかると思いますが、会社や人によって当たり外れもありますので、不動産会社や近所に聞いて、紹介してもらうことをおすすめします。
庭の管理を怠ると警告が
家の芝生が道路に面している場合、伸び切っていたり、落ち葉が落ちていると、コミュニティから警告が来ます。
外部から見えない部分は問題ありませんが、路上に面している箇所は定期的な芝刈り等が必要です。
アリゾナは砂漠地帯ですが、冬があります。冬には芝生(夏芝)は枯れてしまうので、10月には冬芝を蒔く必要があり、管理について契約で厳しく決まっています。自身での管理が大変な場合、ガーデナー(庭師)を雇う必要があります。月80ドルくらいで見つかると思いますが、人によって当たり外れもありますので、不動産会社や近所に聞いて、紹介してもらうことをおすすめします。
プールや芝生は、万が一管理が行き届いておらず、原状復帰が難しい場合、退去時に費用を請求される可能性もあります。これらの管理を賃貸物件のオーナーに任せ、可能であれば、毎月の賃料に含め、自身の負担や責任をなくす事をおすすめします。
サソリ対策は必須
アリゾナの家ではサソリがでます。刺されたとしても致命傷となることは少ないようですが、子供は重症になることもあるので、可能な限りサソリと出会う可能性を減らすことがアリゾナで快適に過ごすことにつながります。
ホームセンターで買ってきた薬を家の周りに撒くだけなので、比較的簡単ですが、外部へ委託することも可能です。
部屋の中にも人体に安全な薬を散布してもらい、月50ドルくらいで雇うことが可能です。
電気代は月500ドルも超えることも
アリゾナはもともとの砂漠を開拓した地域です。夏は、50℃になる事もあります。エアコンは終日付けていないと、家の中のものがすぐに腐ってしまいます。
このため、一時帰国中や旅行中もエアコンは稼働させることをおすすめします。
一軒家の場合、月500ドルを超える家庭もあります。更に、2階建ての場合は、エアコンを2台稼働させると、信じられない値段を請求されることもあるので注意です。
タウンハウスのメリット
家の管理は一切する必要なし
何もする事はありません。全てが揃っています。家の前に芝生がある場合は、コミュニティで管理してくれます。
共用プールで週末はリゾート気分
コミュニティには、リゾート地にあるようなプールがあります。温かいお湯のジャグジーが付いていたり、椅子やパラソルも付いています。奥様の満足度は高いでしょう。
共用ジムで健康を維持
24時間使用可能な共用のジムが付いている事が多いです。駐在員は、米国の文化で働くため、比較的はやく帰宅することができます。仕事終わりにジムで健康を保つことが可能です。
戸建てに比べると、維持費も家賃も圧倒的に安い
月1500ドル程度で借りられる家が多く、出費は抑えられます。また公共料金が家賃に入っていることもあります。
築浅の物件が多く、最新家電が使える
タウンハウスは賃貸物件がたくさん出ており、築浅の物件も多いです。基本的に、家電は全て付いている事が多いので、最新家電を使える可能性は高いです。
タウンハウスのデメリット
部屋が狭く、日本と変わらない生活
戸建てに比べると狭いです。物件にもよりますが、40坪程度の広さが多く、アメリカの広い家で過ごす感じではありません。一方で、日本と生活スタイルを変えたくない方にはおすすめです。
遮音性能が低く、ストレスも
上下階の音を気にする必要はありませんが、隣戸とは壁1枚を隔てただけになります。このため、遮音性能が低い場合には、隣戸の声や生活音が気になります。
海外で隣戸にクレームを入れることは日本人にとってハードルが高いと思いますので、事前に住人を調査するか、運が悪かったと諦めるしかありません。
駐車場が1台しか無く、2台目は青空駐車も
基本的に、1階が駐車場のため、2台目以降の車は別の場所に止めないといけません。
アリゾナでは自身の車、奥様の車で最低2台は必要です。駐車場が遠い場合は、いちいち取りに行くのが大変です。また、家の外に駐車するため、車上荒らしのリスクもあります。
家の中のサソリの駆除必要
家の外は、基本的に管理会社で実施してくれてることが多いので、戸建てに比べるとサソリに刺されるリスクは減ります。
しかしながら、それだけではサソリが侵入してくることもあります。小さなお子様がいる家庭は、念の為、家の中も薬を散布しておくことをおすすめします。
いかがでしょうか?
それぞれメリット、デメリットと一長一短ですが、それぞれの家庭スタイルに合わせて選んでください。
賃貸契約の流れは?
契約時には、仮押さえの意味で、保証金の支払いを求められます。支払ったあと、賃貸物件のオーナーにて、契約者の経済状況などを確認します。もし、オーナーから許可が降りれば、無事に契約です。
もし、複数の契約者からオファーがあれば、クレジットヒストリー(社会信用度)や年収などを加味して、オーナーがどちらが契約者にふさわしいか判断します。駐在員の方は、クレジットヒストリーが無いことが多いため、日本人という信用度で戦うしかありません。
物件の賃借料に加えて管理会社に支払う管理費(Taxという名称になることが多い)が毎月の賃料に含まれます。
家賃の支払方法は、各オーナーにより、決まっています。方法としては、オーナーの銀行口座へ入金、小切手の送付、Paypal等のインターネット決済など、様々です。
以上、それぞれの生活スタイルがあると思います。せっかくの新生活、納得行くまで探すことをおすすめします。
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