アメリカのトイレの水が止まらなくなったときの対処法

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アメリカのトイレの水が止まらなくなった人

トイレの水が止まらなくなった原因を教えて欲しい。部品の交換方法は?

こういった疑問に答えます。

アメリカの古い家に住んでいると、水回りの老朽化は避けられません。突然の水漏れや故障など、対処に困ります。私も水が止まらなくなった経験がありますので、その対処方法を紹介します。

ちなみに、業者に頼むと、時間もかかり、人件費で100ドルは取られます。また、大家もすぐに来てくれるとは限りません。このため、自身で修理することをおすすめします。

水が止まらない原因

ほぼ100%、パッキンの劣化と思って間違いないでしょう。

まず、トイレのタンクのフタを開けると、水を止めるための部品がありますので、中を見てみましょう。

水が止まる仕組みは、水が貯まるにつれ、左に見える黒い円柱の浮き輪のような部品が上昇することで止まります。

まずは、この浮き輪を手で上下に動かしてみて、水が止まるか確認してください。止まるようであれば、部品は壊れていません。

この場合の水が止まらない原因は、浮き輪の動作がうまくいっていないことですので、灰色のパイプにミネラルなどの汚れが付着していないか確認し、きれいに掃除してあげてください。

これで浮き輪がスムーズに動いてくれるはずです。

もし、浮き輪を上げても水が止まらない場合、中に何か詰まっている可能性がありますので、まずは、黒い部分のフタを開けてください。

部品が見えますので、これを30度ほど回転させることで、上に取り外すことが出来ます。
返しがついていますので、ドライバーなどで少し上げてから回すと簡単にできますよ。

中を見ると、白い網状の部分にミネラルなどのゴミが詰まっていることがありますので、取り除いてあげましょう。

それでも機能しなかった場合、取り外した部品についているゴムが劣化していることが原因です。

針のような先端が上下に動き、水を密封することで水の流れを止める仕組みなのですが、このゴムと針の隙間が、徐々に広がることで機能しなくなります。

ゴムの替え部品は、3ドルほどでホームデポに売っています。

ただ、10ドルでamazonで新品が購入可能なので、いっそのこと、交換してしまうことをおすすめします。驚くほど簡単に交換でき、10分程度しかかかりません。

では、その方法を紹介します。

トイレの部品交換方法

まずは、タンクの中の水を全て抜きましょう。
最後、どうしても少し水が残りますので、タンクの下にバケツを置いておくことをおすすめします。

交換する部品は、反時計回りにクルクル回せば、簡単にとることができます。このとき、タンクの下のネジも押さえておかないと、永遠に回り続けてしまいますので、注意してください。

新しい部品は、箱から開けた時点で、すでに組み立てられていますので、何もする必要はありません。
この部品を取り外したときと同じように、今度は時計回りにねじ込めば終わりです。

しっかりねじ込まないと、タンクの下から水が漏れてきますので、注意してください。最後に、ゴムチューブを取り付けて修理は終わりです。

元栓を少し開けて、水が流れるのを確認し、黒い浮き輪を自身で上下に動かしてみてください。キュっと水が止まれば上手く機能している証拠です。

おそらく、10分ほどで交換が出来たと思います。

水が漏れている場合

これはパッキンが100%原因です。
パッキンはゴムで出来ているため、一般的に8年が寿命と言われています。パッキンの交換も出来ますが、これも新品を取り付けたほうが簡単で時間も短くてすみます。

私の場合、パッキンに水漏れ用の接着剤など、いろいろ試行錯誤しましたが、結局、全て交換するほうが簡単でした。

最後に

水が止まらない場合、水を止める仕組みが機能していないことが原因です。焦らず、まずは元栓を閉めてから原因を調べましょう。

もし、水は止まっているのに、漏れる場合、パッキンが劣化していることが原因です。

アメリカでは、部品は驚くほど安く売っています。

アメリカでは材料費より、人件費の方が高い。と言われています。にもかかわらず、業者のスキルは素人レベルです。修理してもらっても、すぐに故障してしまうことも多々ありますので、ご自身で修理をすることをおすすめします。

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