これから日本に帰国する人、
「アメリカから帰国する人は、日本でどのような状況になるの?」
こういった疑問に答えます。
7月に日本へ帰国しましたので、その状況を紹介します。いろいろ知らないことがあり、帰国する人には是非知っておいてほしいこともありましたので、参考にしてください。
私の場合、アメリカン航空を使い、フェニックスからロサンゼルスへ。JALを使い、ロサンゼルスから羽田空港まで飛びました。
また、帰国後は、自宅へ戻らずホテルで2週間の待機が必要でした。
アメリカ国内線を使う場合、国際線のチケットはもらえないので要注意
今回、フェニックスからロサンゼルスまで、アメリカン航空を使いましたが、私の場合は、ロサンゼルスから羽田までのJAL便の国際線のチケットを貰うことはできませんでした。
おそらく、このコロナの状況の中、休止便も多いからでしょう。
ただし、日本への荷物は、ロサンゼルスでピックアップすることなく、羽田空港まで運んでもらえます。
フェニックス空港の場合、窓口は、キオスクとプライオリティしか空いていませんでした。写真を見てもわかる通り、多くの人が並んでいることがわかります。
キオスクでも問題ないと思いますが、日本まで帰る場合は、荷物も多いと思いますので、ステータスを持っていないとしても、人のいるプライオリティでの窓口対応をおすすめします。
アメリカ国内線はほぼ満席な状況
写真はフェニックスからロサンゼルスへの機内の状況です。
席は、3席×2列で、すべて埋まっており、かなり密な状況がわかります。
ビジネスクラスも同様な状況ですので、どの席に乗っても、人との接触を避けることは困難でしょう。マスクは全員していましたが、くしゃみをすれば終わりですね。
ドリンクの提供はありませんので、事前に水などの飲み物を買っておくことをおすすめします。私の場合、子供の飲み物がなく困りました。
機内のエンターテイメントは、自身のスマホやタブレットでの提供はしていましたので、イヤホンを持っていくことをおすすめします。
ロサンゼルス空港での注意点
写真は到着ゲートの前の状況です。
ロサンゼルス空港の国内線ターミナルは、写真を見てもわかる通り、人が多くあふれかえっています。マスクをしていない人もチラホラと。
コロナ感染のリスクを回避するためにもお子様であっても、マスクは着用させてくださいね。
ロサンゼルス国際線ターミナルはガラガラ
一方で、国際線ターミナルは、人がいないため、マスクなしでも全く問題のない状況でした。たまに清掃員を見かけるくらいでした。
ある程度、昼頃になると人がチラホラいましたが、それでも乗客は少なかったですね。
免税店はすべて閉まっていますので、お土産を買う場合は事前に購入しておくことをおすすめします。
ただし、ゲート前の土産店は一部空いていましたので、水やお菓子を買うことはできます。
レストランは、国際線ターミナルでは、一切空いていませんので、事前に食べ物を持参するか、食事しておくことをおすすめします。
荷物チェックを済ませ、搭乗ゲートまで行けば、パンダエクスプレスが9時から空いていました。ただ、1店舗のみですので、大行列です。
ラウンジも閉まっていますので、待機場所は搭乗ゲート前は人が少なくおすすめです。
ちなみに、ロサンゼルス空港では、ターミナルの外に出なくても、国際線の搭乗ゲートに行くことが可能です。
ただし、私の場合、チケットを航空会社のカウンターにもらうために、一旦外に出る必要がありました。もし出る場合は、再度荷物検査をしないといけないので、飲み物を買う場合は、注意してください。
また先ほども言いましたが、国際線のターミナルはレストランがすべて閉まっていますので、外に出てチケットをもらう前に、パンダエクスプレスで食事を済ませておくことをおすすめします。
私の場合、到着が早かったので、JALのカウンターが開く10時半まで1時間ほど待つことになりました。
JAL国際線の機内の状況
写真はエコノミークラスの状況です。
このフライトでは、ビジネスは3名、プレミアムエコノミーは10人、エコノミーは80%くらい埋まっている状況でした。
私たち家族4人は、プレミアムエコノミーを使用しましたが、4列席はすべて空いていました。
機内では、食事の時以外は、マスク着用を要請しています。機内のアメニティにもマスクは入っていましたよ。
食事やドリンクは通常通り提供されており、キャビンアテンダントの人数は通常と変わらない印象でした。
特に、コロナの影響で、何か違うかというと、いつもはトイレ内に設置されている歯ブラシなどのアメニティはありませんでした。サニタイザーがおかれていたくらいです。
周りはほぼ日本人ですので、全員がマスクも着用して、アメリカ国内線よりは安心感がありましたね。
日本へ入国するときの書類
日本へ入国するにあたり、事前に、書類を書く必要があります。写真撮影は一部禁止されていましたので、わかりにくいと思いますが、紹介します。
入国後の状況を知らせる書類(日本語版)
いつまで、どこに滞在するか、家族全員分、2週間の予定を、ひとりひとり書く必要があります。
この書類は公文書となるので、虚偽の記載をすると法律で罰せられるそうです。ホテルに滞在する場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。
例えば、
7/1 – 7/3 ホテル羽田空港
7/3 – 7/19 ホテル東京
英語で書かれた滞在先場所の確認
先ほどの書類と、ほぼ同じですが、滞在先がホテルか自宅を知らせる書類になります。
PCR検査への同意書
検査結果を政府に提供することの同意書、また、スマホアプリのラインでの連絡を希望するかどうかの確認書類です。
これらの書類は、幼児であっても親が描く必要がありますので、必ず人数分もらってくださいね。
ちなみに、私の場合、これら書類があるとは知らず、機内で忘れられてたのか、現地であわてて書くことになりました。必ず、キャビンアテンダントにもらってください。かなり時間のかかる作業となります。
日本到着後の対応
いつもとは違い、機内からは、すぐには降りることはできませんでした。時間にして20分ほどでしたが、いろいろ準備をしていたのだと思います。
このあと、担当者先導のもと、到着ゲートとは別のゲートに一か所に集められます。
20分ほど搭乗ゲートの前の待機場所で待ったあと、係の人からこの後の、PCR検査、行動の制限についての説明がされます。録音や写真撮影は禁止されています。
説明は、書類の提出方法、PCR検査の注意点など5分ほどで終わりました。
説明終了後、まず子供がいる人から書類提出をすることができます。その後、自宅へ移動できない人、自宅へ戻る人の順番となっています。
この時点で、到着後から、1時間ほど経ち、私の場合、17時半に到着したものの、18時半頃でした。
PCR検査は小さな子供につらいかも?
写真はイメージです。
検査窓口は、簡易的な仕切りと椅子が一脚あるのみです。全部で、8個の窓口が用意されており、検査時間は、1人1分ほどです。
検査の方法は、長い綿棒で鼻の奥を5秒ほどグリグリかき回します。
小さい子どもの場合、動かないように頭や足を押さえてあげてください。そこまで痛みはありませんが、子供はかなり嫌がります。泣いている子供も多数いました。
検査員の人はとても親切で、完全防護していましたが、丁寧に何をするか説明し、子供の気を紛らわせるようなことも言ってくれましたよ。
そんな中、60歳くらいの女性は、子供の泣き声を聞いて、
「痛いのは嫌なので、麻酔をしてくれ」
と、わがままを言っていましたが、最後はどうなったの分かりませんでした。検査したくてもできない人もいるのだから我慢してほしいものです。
検査が終わると、先ほど書いた書類を提出する窓口に行き、最後の説明を受けます。
PCR検査後の過ごし方
PCR検査後は、自宅に帰る人と、ホテルに帰る人の2パターンに分かれます。
自宅に帰る人
車で親や友人に空港へ迎えに来てもらい、直接自宅へ帰る人のことです。
この時、公共交通機関を使って帰ることは不可ですので、注意してください。またレンタカーの場合、予約番号なども確認されますので、事前に準備しておきましょう。かなり詳細に聞かれます。
ホテルに滞在する人
自宅に帰らない人が該当します。
この場合、PCR検査が出るまで空港内から出ることはできません。この時点で、まだ入国していませんので、外国に滞在しているイメージでいてください。
検査結果は18時間後に連絡あり
PCR検査の結果が出るのは、翌日の朝と言われましたが、実際には、翌日の15時でした。
夕方に到着する人は、朝から検査をしている人がいるので、どんどん遅れて翌日になると言われていますが、噂は本当です。
ホテルに滞在する人の滞在場所は、ターミナル内のゲート前です。ゲート番号を指定され、逃げないように係の人に誘導されます。
ちなみに、私の場合、ゲートから徒歩3分ほどの、羽田空港ターミナル内の「ザ ロイヤルホテルパークホテル」を予約していましたが、PCR検査結果が出るまでゲートで待機しなければいけませんでした。
この待機場所が大問題です。
売店、自動販売機もありません。水はトイレ横に設置されている給水機のみです。小さな子供がいる人は、必ず、機内でのペットボトルの水やお菓子などを貰うようにしてください。
WI-FIはつながり、椅子もあり、空調も問題ありませんが、子連れで、ここで12時間過ごすことはなかなか難しいと思います。
ただし、私たちは幸運だったのか、政府がホテルを無料で準備してくれることになりました。
理由は、検査数が多いため、私たちの分は、翌日の朝から検査を開始するとのことになり、夕方頃に結果が出るからだそうです。
さすがに、この待機場所で、夕方まで食べ物なしでは暴動が起きてしまいますしね。
おそらく、朝に到着する人は、検査結果が当日には出ると思いますので、ホテルの手配はなく、この場所で待機することになるのでしょう。
どちらがいいか分かりませんが、小さな子供がいる家族は、私のように、夕方到着で政府が準備してくれるホテルに泊まれる可能性にかけてみるのもありと思います。ゲート前よりは、よっぽど快適です。
政府のホテルに無料で2泊3日で宿泊
PCR検査は19時に終わりました。この時点で、日本に到着してから2時間半経っていました。家族はすでにクタクタでしたね。
そこから、さらに1時間ほど待機場所で待っていると、係の人が政府がホテルを準備してくれるアナウンスをしてくれ、ピンク色の紙をもらい、無事に入国の手続きとなりました。
集合場所は、到着ゲートを出た奥にあるターリーズコーヒー店の前で、30分ほどで出発するとのことで、あまり時間はありませんでした。
そこから全員でバス乗り場へ5分ほど歩いて移動します。バスの中はビニール袋がかぶせられ、私たちは完全に感染者扱いでしたね。
東京ベイ東急ホテルが政府の用意してくれたホテルです。羽田空港からはバスで40分ほどでしたた。このホテルには、成田空港からの人たちも宿泊しているようです。
受付で、手を消毒し、夕食のお弁当をもらい、入室します。家族4人のため、ベッドは4つ準備され、部屋もそこそこ広く、大満足でした。
このホテルの部屋に入ったのは、22時です。飛行機が到着してから、5時間後です。
カギを貰っていませんので、当然ながら、部屋から出ることはできません。オートロックのため、一旦外に出ると戻ることはできませんので、注意してください。
ちなみに、このホテルは最大で2泊3日することができます。
私の場合、検査結果が出たのは、翌日の15時でした。羽田空港までのバスは、朝の10時にしか出ていませんので、この時点で羽田へ戻るのは不可能です。
2泊3日できたので、助かりました。
食事は、朝食が8時半、昼食が12時、夕食が18時半に配給されます。2日目の朝食にはオレンジジュースが付いていました。他の食事には、ペットボトルのおーいお茶が付いていましたよ。飲み物の心配はありませんので、安心してください。
アメニティは、歯ブラシや綿棒など、すべて一通りそろっていましたので、安心してください。このホテルは4つ星ですので、何不自由はありませんでした。
また、コーヒー、水も完備されていましたよ。おそらく内線を使えば、追加でもらうことも可能だったと思います。
PCR検査結果は電話で連絡
ホテルの内線にPCRの検査結果の連絡がありました。その時に全員が陰性であれば、翌日の羽田空港までのシャトルバスの予約をします。出発は10時ですので、9時半ころにはロビーへ降りるように指示があります。
また、別途メールでも陰性の連絡が来ますので、これが陰性だった証拠となりますね。
結局、40時間かかって、羽田空港に戻ってこれました。この後は、公共交通機関は使わずに、移動する必要があります。
まとめ
自宅に戻れない人にとっては、かなり耐えなければいけない状況になっていました。
飛行機で日本に到着後、18時間後に検査結果を知らされ、40時間後に戻ることになりました。もし、政府がホテルを準備してくれなかったと思うと、子連れでは最初から帰国を検討しなかったかもしれません、
質問等あれば、問い合わせから連絡いただければ、できる範囲で返信しますので、何なりと聞いてくださいね。
もう少し詳細な情報をアップデートしていきますが、参考にしてただければ幸いです。