これからアメリカに駐在する人、駐在員の給料が知りたい人
収入はいくら?貯金はできるの?
こういった疑問に答えます。
アメリカに駐在を予定している人は、他の会社員がいくらもらえているか気になっていると思います。貯金や生活費も気になりますよね。
そこで、アリゾナ駐在員の2018年度の収入と支出を紹介します。
2019年はこちら
2018年の収入は、1374万円(税引き後、米国/日本給与含む)
アメリカと日本で給与が別れていますので、まずはアメリカの収入から紹介します。
アメリカの収支
年間 | 1ヶ月平均 | |
手取り | 401万円 | 33.4万円 |
家賃補助 | 298万円 | 24.8万円 |
子女教育補助 | 116万円 | 9.7万円 |
自動車保険補助 | 36万円 | 3.0万円 |
賃貸保険補助 | 2万円 | 0.2万円 |
収入合計 | 853万円 | 71.1万円 |
アメリカの収入は、合計で853万円です。1ヶ月平均で約70万円ですね。税金はひかれたあとですので、完全に手元に残っている金額です。
家賃補助や子女教育費も収入として計上していますので、純粋な収入は、年間400万円、月額33万円となっています。
次に固定費の内訳を紹介します。
年間 | 1ヶ月平均 | |
自動車保険 | 36万円 | 3.0万円 |
家賃 | 289万円 | 24.1万円 |
家の保険 | 2万円 | 0.2万円 |
電気代 | 25万円 | 2.1万円 |
水道代 | 10万円 | 0.8万円 |
通信費 | 16万円 | 1.4万円 |
習い事 | 27万円 | 2.3万円 |
日本人学校 | 14万円 | 1.2万円 |
幼稚園 | 131万円 | 10.9万円 |
固定費 | 546万円 | 45.5万円 |
固定費は、年間546万円です。月額45.5万円です。
家賃は月額24万円と、日本では考えられない金額ですが、全て会社負担で賄っています。
年間289万円も家賃として支払うのであれば、5年間で約1500万円になります。アメリカの場合、家を購入した方が、家の値段も年々上昇しているので、もし余力のある人は購入してもいいかもしれませんね。
次に固定人して高いのは、幼稚園です。Pre-Schoolですので、年中組の4歳が通うクラスです。月額10万円もかかりますが、一部補助が出ているので助かっています。とても駐在員でないと通わせられないですね。
通信費は、インターネットと妻のスマホ料金が入っています。
ここから、収入を除くと、使えるお金は、年間332万円(853万円-546万円)、月額27万円です。
次に、食費、雑費など生活費の支出がこちらです。
年間 | 1ヶ月平均 | |
雑費 | 76万円 | 6.3万円 |
食費 | 80万円 | 6.7万円 |
旅行/遊び | 64万円 | 5.4万円 |
外食(旅行中も含む) | 49万円 | 4.0万円 |
ガソリン | 18万円 | 1.5万円 |
車メンテナンス | 5万円 | 0.4万円 |
支出合計 | 292万円 | 24.3万円 |
月額24万円を生活費として使っています。かなり贅沢をしていますが、食費は約7万円です。日本食材は高く、家族4人であれば、このくらいはかかると思ってください。
外食に関しては、旅行中に外食した費用も入れていますので、生活費としてはもっと少なくなります。
目を引くのは雑費ですね。この中には日用品も入っており、キャンプ用品、家具や電化製品を買ったりしたことも出費が大きくなった理由です。
これらを1つの表にしました。
年間 | 1ヶ月平均 | |
手取り | 401万円 | 33.4万円 |
家賃補助 | 298万円 | 24.8万円 |
子女教育補助 | 116万円 | 9.7万円 |
自動車保険補助 | 36万円 | 3.0万円 |
賃貸保険補助 | 2万円 | 0.2万円 |
収入合計 | 853万円 | 71.1万円 |
家賃 | 298万円 | 24.8万円 |
幼稚園 | 135万円 | 11.2万円 |
自動車保険 | 36万円 | 3.0万円 |
習い事 | 24万円 | 2.0万円 |
電気代 | 22万円 | 1.8万円 |
通信費 | 17万円 | 1.4万円 |
日本人学校 | 15万円 | 1.2万円 |
水道代 | 12万円 | 1.0万円 |
家の保険 | 2万円 | 0.2万円 |
固定費合計 | 560万円 | 46.7万円 |
雑費 | 76万円 | 6.3万円 |
食費 | 80万円 | 6.7万円 |
旅行/遊び | 64万円 | 5.4万円 |
外食(旅行中も含む) | 49万円 | 4.0万円 |
ガソリン | 18万円 | 1.5万円 |
車メンテナンス | 5万円 | 0.4万円 |
支出合計 | 292万円 | 24.3万円 |
残金 | -6万円 | -0.5万円 |
結果、年間6万円の赤字です。このため、銀行口座にドルがいつもなく、生活費が不足する日々を送っていました。
ただ、駐在員は貯金ができないわけではありません。日本の口座にも別途、給与が振り込まれていますので、貯金は日本円でできています。
では、日本の給与を紹介しますね。
日本の収支
年間 | 1ヶ月平均 | |
手取り | 189万円 | 15.7万円 |
日本の賞与 | 231万円 | 19.2万円 |
家賃収入 | 102万円 | 8.5万円 |
合計 | 521万円 | 43.4万円 |
日本の家を貸し出しているため、年間100万円ほど賃貸収入があります。会社の給与としては、年間420万円(189万円+231万円)になります。
アメリカの給与と合わせて、1273万円(853万円+420万円)が会社から振り込まれています。
家賃収入も合わせると、合計1375万円になります。
次に日本の固定費の支出です。
年間 | 1ヶ月平均 | |
固定資産税 | 14万円 | 1.2万円 |
保険 | 26万円 | 2.2万円 |
車ローン | 46万円 | 3.9万円 |
家ローン | 78万円 | 6.5万円 |
固定費 | 165万円 | 13.7万円 |
月額約14万円がかかっています。車のローンはアメリカで買った車のローンですが、会社からお金を借りて購入したため、日本円で返済しています。
次に支出です。
年間 | 1ヶ月平均 | |
一時帰国 | 30万円 | 2.5万円 |
日本食材など | 20万円 | 1.7万円 |
国内支出合計 | 50万円 | 4.2万円 |
日本円は、一時帰国があるときにしか、基本的に使いません。
年に1回だけしか両親には会えませんので、2週間の帰国とはいえ、ちょっと贅沢をしています。
また日本食材をアメリカへ配達しており、年間20万円ほど購入しています。これもアメリカの収支の食費に入れた方が分かりやすいかったかもしれませんね。
次は支出といっていいか迷いどころですが、貯蓄向けの支出です。
年間 | 1ヶ月平均 | |
確定拠出年金 | 24万円 | 2.0万円 |
財形貯蓄 | 80万円 | 6.7万円 |
積立保険 | 30万円 | 2.5万円 |
貯蓄合計 | 134万円 | 11.2万円 |
年間134万円を支出(将来の貯金)として、計上しています。金額は、駐在前から同じです。
最後に日本の収支を一覧にしました。
年間 | 1ヶ月平均 | |
手取り | 189万円 | 15.7万円 |
日本の賞与 | 231万円 | 19.2万円 |
家賃収入 | 102万円 | 8.5万円 |
収入合計 | 521万円 | 43.4万円 |
固定資産税 | 14万円 | 1.2万円 |
保険 | 26万円 | 2.2万円 |
車ローン | 46万円 | 3.9万円 |
家ローン | 78万円 | 6.5万円 |
固定費 | 165万円 | 13.7万円 |
一時帰国 | 30万円 | 2.5万円 |
日本食材など | 20万円 | 1.7万円 |
国内支出 | 50万円 | 4.2万円 |
確定拠出年金 | 24万円 | 2.0万円 |
財形貯蓄 | 80万円 | 6.7万円 |
積立保険 | 30万円 | 2.5万円 |
積立貯蓄合計 | 134万円 | 11.2万円 |
純粋な貯金 | 172万円 | 14.4万円 |
残金は年間172万円となり、これが純粋な貯金額です。積立保険と合わせると、年間300万円ほど貯金ができていますが、残ったお金としては、自分で言うのもなんですが、思ったより少ないですね。
結論としては、下記になります。
支出:1189万円(アメリカ:840万円、日本:349万円)
貯蓄:185万円(アメリカ:13万円、日本:172万円)
最後に
私の給与は、アメリカ駐在員にしてはかなり少ない方です。そのうえ、旅行など、日本などに比べるとかなり贅沢な暮らしをしています。
年齢や役職によっても違いますが、間違いなく、これ以上は貯金ができると思います。
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