アリゾナのESLクラスの授業内容

こんにちは。
アリゾナ駐在員のSaguaroです。

これからアリゾナに駐在する人、英語教育に不安のある人

「アリゾナのESLクラスって？英語は話せるようになるの？」

こういった疑問に答えます。

子供がいる駐在員の方は、英語教育について不安を持っている方が大半と思います。そこで現地では実際にどのように教えているのか紹介します。

英語を教えてくれるクラスはあるの?

あります。

アリゾナでは、アメリカで生まれたが英語以外の言語環境で育つ子ども、外国からやってきた子ども達に、英語を習得させるためクラスが用意されています。

それが、ESL(English as a Second Language)です。
ELDやELLと、呼ばれる時もありますが、アリゾナではESLで統一されています。

アリゾナのESLクラスの先生に2020年に聞いた内容をもとに説明します。

アメリカで生まれたが英語以外の言語環境で育つ子ども、外国からやってきた子ども達に、英語を習得させるためクラスやプログラムのことです。

入学時のアンケート調査と本人と面談し、先生方で判断します。アンケートには、母国語は英語か？家庭ではどちらを多く話すか？などが聞かれます。

参考にチャンドラー地区の入学願書の一部を貼っておきます。

いいえ、アリゾナの方針として、ESLクラスの子は、基本的に、通常の英語が出来る生徒と同じクラスに入ります。ただし、ESLに所属する生徒はできるだけ分散しないように、1クラスにまとめられます。だいたい10人前後になることが多いようです。

いいえ、話せません。

しかし、英語が出来ない子供を教えることが出来る専門の資格を持っています。

各学年ごとに、ESL専任の先生の部屋へ移動し、そこで勉強します。その間、ESLクラスに所属していない生徒はReadingを行っています。授業は月曜日から金曜日に、1日30分から40分間行われます。

発音や文法等の英語の基本的な基礎を学ぶことから始まり、最終的には文章を書くことができるまで教えます。小学校低学年では、フォニックス発音を重要視しており、かなりネイティブに近い発音を習得することができます。授業中は個人のレベルに応じて課題が出されます。

テストに合格すれば卒業です。
AZELLA (The Arizona English Language Learner Assessment)テストが、2月から3月の間に、年1回開催されます。

その子の性格によるところが大きいようですが、2年から4年間で卒業出来ることが多いようです。ただ、ESLの先生曰く、完全に英語を習得するには7年間かかるようです。

いいえ、ESLクラスを卒業した生徒は、ESL専任の先生、通常クラスの先生が、引き続き、2年間、英語の能力に問題はないか、意思疎通は出来ているか等を監視します。もし問題があれば、再びESLクラスに戻ることになります。

以上、いかがでしたでしょうか？
ESLクラスで実際、子供たちが何を学ぶのか知りたい方に少しでも参考になればと思います。