GOOGLEが運営している自動運転カーのWAYMOに乗ってみたい人、興味がある人
WAYMOって安全なの？どうやって登録すればいいの？
こういった疑問に答えます。
こんにちは。
アリゾナ駐在員のSaguaroです。
アリゾナでは一部の地域において自動運転カーのWAYMOが運用されています。私はEARLY RIDEという特別なプログラムに参加し、タクシー代わりに何度も乗っていましたので、その情報をシェアします。
WAYMOってなに？
まず、WAYMOですが、GOOGLEが運営する自動運転タクシーです。GOOGLEが親会社というだけで、安心感があったのは私だけでしょうか？
このWAYMOですが、完全自動運転とうたっているのですが、2020年4月の時点で、残念ながら、まだ運転手は搭乗しています。
このため、完全な無人タクシーとはいきませんが、運転手はハンドルを一切持たず、緊急時のサポート役として運転席に搭乗しているだけですので、自動運転の車に乗っている気分は味わえます。ちなみに、運転手は一切しゃべりません。
どの地域で運営されている？
アリゾナ州のフェニックスの一部地域でしか運営されていません。空港付近は運営されておらず、チャンドラー付近が多くを占めています。
WAYMOの登録方法と乗り方を教えて
今までEaryDriVerとして登録された数百人しか利用できませんでした。しかしながら、2020年からは誰でも利用できるようになっています。
登録方法は、アプリをダウンロードするだけです。
使用方法は、UVERと変わらない操作感覚で、使うことができます。
乗る場所は、スーパーなどでは、乗り場が設置されていることもありますが、基本的に、どこでも車がやってきてくれます。
行き先を入力し、配車をお願いすれば、すぐにやってきます。到着後、勝手にドアが空き、乗り込んで、スタートのスイッチを押せば、目的地まで自動で連れて行ってくれます。支払いは事前に登録しておいたクレジットカードから引き落とされ、面倒なチップはもちろん不要です。
値段はいくら？
UVERとほぼ同じ値段となっています。たまにWAYMOの方が30％ほど安くなったり、無料キャンペーンをしていることがあります。
ただ、一番利用したい空港までの往復は対応していませんので、興味の無い方は使う理由はありません。これから商業圏を拡大していけば、もっと便利になるでしょう。
乗ってみた感想は、もう少し改善が必要！
私はEarly Driverとして、2018年ころから利用していました。
その頃は、ネットに車内の状況をアップしたり、実際の運転の様子を話すことを禁じられていました。まだ試運転段階でいろいろ情報を流されることを嫌ったのだと思います。
2018年頃は、曲がるときに、ずっと「Turn Right, Turn Right…..」と言い続け、車がなかなか曲がれなかったことがあり、ヒヤヒヤしましたが、2020年には、かなりスムーズに曲がることができるようになっていました。技術の進歩は素晴らしいですね。
ただ、残念なポイントとしては、事故を起こさないように過剰に反応するシステムになっていました。
例えば、同じ車線をパトカーが走っていると、車線を変更する必要はないにも関わらず、必ず減速し、止まってでも車線を変更するように動きます。そのせいで、渋滞を起こしていたり、車線の曲がるタイミングが遅れるようなこともありました。
WAYMOからすれば、パトカーがサイレンを鳴らし、緊急走行をしているのか？突然止まるのか？は判断できないのでしょう。
この過剰な安全策は、同じフェニックス市内で、Uberの自動運転カーの事故で死者がでたため、安全側にシフトしたのだと思います。ただ、個人的には、それでも自分で運転するよりは安全と考えています。
理由は、車内から死角になっているような場所でもレーザーとカメラで認識し、表示されるようになっています。
え？そこに人がいたの？というような場所でも把握できているので、人間の運転より、よっぽど安心感があります。
このシステムを一般車両に乗せ、ナビとして使う方法が事故をなくす一番良い方法では？と考えていますが、、
最後に
まだまだ自動運転はこれから発展する技術だと思います。
私は幸運にも、たまたまWAYMOが運営されている地域に住んでいましたので利用できました。ニュースだけ見ていると、自動運転はまだまだだという人もいますが、個人的にはもうすぐそこまで来ていると思います。
もし、アリゾナに在住、旅行でアリゾナへ来る人で興味があれば、一度乗ってみてはいかがでしょうか？
