アリゾナ駐在員のSaguaroです。
「アリゾナでは小学校も中学校も日本と同じなの?入学手続きはどうするの?」
こういった疑問に答えます。
アリゾナの学校制度について
義務教育期間
高校は10学年(高校1年生)までが義務となっていますが、12学年(高校2年生)までの費用は無料であリ、ほぼ全員が12年生(高校3年生)まで進学します。また、教科書は貸与(購入不可)、制服はありません。
学区制はさまざま
アリゾナ州の学校は地区毎に運営されており、学区制が、6.3.3制、5.3.4制、6.2.4制と異なる教区もあります。また、学校年度の開始日も異なり、ほとんど8月の第1月曜日から始まりますが、学校区によって多少前後します。
学校区の運営について
各地区/学校の運営は、連邦・州政府、地区教育委員会の予算に加え、地区住民の住民税の一部より算出されています。このため、居住地区の生活レベルが高ければ、教育の内容、設備も充実し、レベルも高くなります。
例えば、アリゾナ州では、インテルのような大企業の家庭が通っている地区の学校は、住民税が多く、また、寄付金も総じて多くなるため、運営には有利に働きます。
休みの期間はいつ?
アリゾナ州では、8月(7月末)から新学期が始まり、翌年の5月までが1学年になります。
長期休みは、春休み(3月上旬)、夏休み(6月~7月)、秋休み(9月末)、冬休み(12月中旬~1月中旬)となっていますが、学区によって異なります。
中等・高等教育について
中等・高等教育では進路により選択科目を取り入れ、単位制によるカリキュラム編成になっています。日本の大学のように、生徒各自の能力、進路に合わせ、時間性で教室を移動する授業体系となっています。
12学年(高校3年生)卒業後は、カレッジ、大学、大学院のコースがあり、入学の可否は高校の成績及び全国共通テスト(TOEFL, SAT, ACT, ATなど大学が指定)で決まります。ただ、入学年齢は一応の決まりがありますが、学業優秀者はスキップ(飛び級)があります。一方、反対に留年も普通にあります。
英語が母国語でない人向けのクラス
英語を母語としない生徒のための英語特別授業があり(ESL=English as a second language)、特別クラス授業の形で行わます。
年少、年中組は?
日本の保育園にあたるプレスクール(pre school / nursery school 3~4歳)も運営されています。
基本的には、日本の制度と変化はありません。
気になるのは、ESLクラスがどうなるのかな?くらいと思います。
ESLクラスについては、「アリゾナのESLクラスの評判」について記事にしていますので、そちらを確認ください。
駐在員の子供が現地校に入学する場合
通う学校はどうやって決まるの?
通う学校は地区によって決められています。
各地区の教育局(District Board of Education)に問い合わせ、保護者と本人が出向き、学校の指定を受けた後、教育局にて作成してくれた書類を持って学校に行きます。入学する学校が明らかな場合は、直接学校へ行き手続きを行って下さい。
入学手続きには何が必要?
入学の際の必要書類は学校区によって異なりますが、パスポート・戸籍謄本とその英訳(出生証明として)、地区での住居を証明するものとして家屋の賃貸借契約書、及び英文で書いた健康診断書(予防接種証明書)を求められます。
予防接種については、日本と予防接種の基準が異なるので、事前にアメリカ国内の小児科を受診し、必要な予防接種を追加接種する必要があります。
もし、予防接種証明書に関しては、自身での英訳が難しい場合、事前に日本の小児科の先生に依頼しておきましょう。無料でやってくれます。また、入学時点で、予防接種が足りていない場合でも、特に通学を拒否されることはありません。
アリゾナの代表的な学校区
アリゾナ州に駐在する方が住む代表的な学区を下記に示しています。住居や学区を決める際の参考にしてください。
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