アリゾナ駐在員が帰国する引っ越し費用は130万円

アメリカ生活お役立ち

アメリカから日本に引っ越す人、帰任が決まった人

「引越し費用がいくらか教えて欲しい。荷物はどのくらい?」

こういった疑問に答えます。

アメリカから日本へ帰任が決まった人は引っ越しの準備を始めないといけませんが、会社の規定で荷物の制限が決まっている人が多いと思います。ただ、どのくらいの荷物が輸送可能か、費用も気になると思いますので、合わせて紹介します。

前提条件として、アリゾナから大阪まで、家族4人分の荷物を日本通運で引っ越しますことを想定しています。

家族4人の引越し費用は130万円

2日間の引っ越しで、船便は15m³(529cft)、航空便200kg、12000ドル(約130万円)かかります。

荷物の容量は、後で詳しく紹介しますが、この量が家族4人で暮らしていてる荷物量です。

もちろん、駐在の長さによっても荷物の量は変わりますと思いますが、参考にしてください。

引越し先は、関西圏のため、船便は神戸、航空便は関西国際空港に到着します。
そこから地上移動で自宅まで運ぶ費用も含んでいます。

ただし、もし税関で検査する場合があると、それに伴う費用は別途請求されるので注意してください。

ちなみに、この容量は私の会社の規定で決まっているものだったのですが、もしこれらの容量を超えるといくらかかかるか聞いてみました。

M箱(←あとで紹介します)あたり50ドルかかるそうです。よっぽどアメリカで買った方が安い、アメリカでしか売っていないものを運びたい以外は容量をオーバーは出来るだけしない方がいいでしょう。

これだけ見てもぱっとみて、どのくらいの荷物か、感覚が分からないと思いますので、内訳も紹介します。

荷物の容量紹介

ここからは、日本から海外へ、海外から日本へ引っ越す人にも当てはまると思いますので、どちらも参考にしてください。

引っ越しには、ダンボールが3種類準備してあります。

サイズ 51x26x40 cm 52x51x40 cm 79x52x26 cm
箱の種類
船便 2cft 4cft 4cft
航空便 10kg 20kg 20kg
おすすめ 小さくて重いもの 日用雑貨、衣類など 長めの衣類
書籍、アルバム、食器類、装飾品 食器類、セーター、シャツなどの衣類、下着 背広、コート、ワンピース

M箱とL箱は容積は同じで、長方形か正方形かの違いです。

もし、航空便で運ぶ場合、容積か重量で決まりますので、どちらか優先的に決めて、荷物を選別しないといけません。

具体的には、L箱に布団を梱包した場合、実重量は5kg程度ですが、容積重量として、20kgと計算されます。
このため、航空便の場合は、重量制限が決まっている会社が多いと思いますが、重さが決まっているからと言って、軽いものばかり入れたとしても、容積重量の制限でひっかかります。

そう言っても、日本通運さんの収納力は素晴らしく、「まだ入りますよ!」と言われて焦ることもしばしばです。
もし容量が余っている場合は、服がおすすめです。緩衝材にもなるし、先に届いても困ることはありません。もし、日本に帰って、突然暑くなったり、寒くなったりすると、着る服がない!と焦ってしまいますしね。

船便の場合は、重量制限はありませんので、できるだけ重量があるものを運ぶことをおすすめします。

ちなみに、今回、529cftの場合、M箱だけで換算すると、約130箱です。

結構多いな。と思う人もいるかもしれませんが、自転車などかさばるものがある人は要注意です。
大人の自転車で30cft、子供の自転車で22cftで計算されます。

つまり大人の自転車は、M箱約7箱分となります。もし家族4人分の自転車があると、合計26箱、全体の20%を占めます。なかなか容積を取りますので、ロードバイクなどの場合は、分解することをおすすめします。

ただ、何だかんだ見積もりをもらったときは、荷物の容量がオーバーし、M箱60個分減らしてください。と言われたとしても、日本通運さんの収納能力は高く、実際はかなり容量が減りますよ。

アリゾナから日本への輸送のときの注意点

アリゾナから、日本までは、船便50日、航空便2週間かかります。

最長でこのくらいと考えてください。もし税関にひっかかると、期間は長くなる可能性もあります。
また、荷物の受け取りは、別送品申告を行わない限り、荷物は通関されません。

この別送り申告書は、引越し業者が用意してくれますので、必要事項を記入し、本人が帰国するときに、税関へ提出しなければいけません。
先に実家に荷物を送って、入国と同時に受け取る。ということができませんので注意してください。

この別送申告書を、2枚準備し、到着した空港税関の手荷物検査場で提出します。1枚ははんこを押して帰ってきますので、大切に持っておいてください。

すぐに欲しいものは、スーツケースに入れて持参することをおすすめします。

食べものは持って帰れるか?

帰任するときに、残った食材やお土産など、日本へ持って帰りたいものがある人も多いと思います。
結論は、ものによりけり。です。おすすめはスーツケースに入れて帰るです。

こちらに持って帰ることができる参考例を載せておきます。

品目 加工方法 検査証明書 検疫での検査 輸入可否
オートミール 必要 必要 植物検疫検査で合格になれば可
はちみつ 不要 不要 可能
ドライフルーツ 不要 不要 可能
ココナッツオイル 不要 不要 可能
スパイス 必要 必要 植物検疫検査で合格になれば可
お米 必要 必要 植物検疫検査で合格になれば可
しょうゆ 不要 不要

検査証明書が必要な品目は、アメリカでの検査証明証が必要となります。検査証明書が発行されない場合、日本へ持ち込みは出来ません。

また、検査証明書が不要な品目であっても、未開封であるか現物確認が必要となり、植物検疫検査が発生します。

実際に、廃棄処分となった場合、植物検疫費用に加え、廃棄処分費用が発生します。もし、成田空港で廃棄となった場合、約3万円ほど発生します。事前に、引越し業者に確認することをおすすめします。

ただ、もし船便で送る場合、2ヶ月もかかってしまうので、あまり食品はおすすめできません。空調もありませんし、温度変化で悪くなったりするものもあります。

最後に

海外へ赴任するときは、早く届けたい、何が必要か分からない。など、いろいろな疑問があったかと思いますが、帰任のときは、ほとんどのものは、日本で手に入れることができますので、そこまで心配しなくても大丈夫でしょう。

むしろ、会社の規定で荷物容量の制限がある人の場合、いかに荷物を少なくするかがポイントになってきます。
この際に、できるだけ不要なものは捨てることをおすすめします。赴任するときに持ってきたが、一度も使わなかったものなど、あると思います。そんなものは今後使わないし、必要になれば購入しましょう。

また、たとえば靴を引っ越しの荷物に入れてしまって、帰る日に履いていく靴がない。と言ったことにもなりますので、事前にシュミレーションをし、必要なものを確認しておくことをおすすめします。

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